<維新の魁>天下の兄弟喧嘩ロケ報告
5月4、5日と映画 天下の兄弟喧嘩のロケを行いました。
6日に疲れがどっと出まして、まるで風をひき始めの体が重だる~い感で何もできない状態でしたが、本日はナレーションを録音することを約束しておきながら朝の~んびりヨーグルトをナメナメしていたら、ナレーターの平家さんから「今、さざんか会館で待ってます。」と電話をいただき、「しまった、そうだった!」と起動スイッチが入り、さざんか会館に駆けつけ、ナレーションを録音し、武田耕雲斎の最後の一言も録音し忘れていたことを思い出して、武田耕雲斎役の林さんに電話して、さざんか会館まで来てもらい、無事最後の一言を録音することができました。
敦賀にある武田耕雲斎の銅像は、なんと鳥取の方角を向いているんですよ!
偶然にしては少しできすぎているんです。
きっと武田耕雲斎の魂がそうなるようにしたのだと思います。
そんなこんなで一仕事したら、どっと疲れが出て、2時頃から2時間ほど昼寝してしまいました。
今回作のロケ地は、京都御所として酒賀神社(鳥取市国府町菅野)、江戸城・水戸城・鳥取の家老 和田邦之助 邸として興禅寺(鳥取市栗谷町)を利用させていただきました。
酒賀神社は、今はなくなってしまいましたが、鳥取で唯一の本格的な遊園地だった鳥取プレーランドの側で、かなり由緒がある神社の新しいご祈祷所で、御簾もあり、「これで御所を撮ることができる」と直感したところです。
衣冠束帯とはいかないですが、神主さんの衣装が5着も揃って、衣装替えをした後は一気におごそか度が上がって、緊張感にあふれました。
衣装でこれほどロケ現場が引き締まったのは初めての経験です。
5日は、鳥取県庁のすぐ後ろにある鳥取藩主の菩提寺である興禅寺でロケを行いました。
ここで、江戸城、水戸城、家老の邸宅の3シーンを撮るという、ちゃっかりロケでしたが、20人を肥える役者とスタッフが集合して、本番まではお寺のあちこちで、役者さんが最後のセリフ合せを行っていて、これも緊張感が溢れていました。
みんな、やるき満々度アップでこちらもプレッシャーがかかりました。こういう感じも今までなかったと思います。役者さんのスキルが上がってきている証拠でしょう。
初めに水戸城の武田耕雲斎と上嶋龍冲の絡みのシーン。
二人とも舞台の役者さん出身なので、上手さが半端でないです。
ちなみに武田耕雲斎役の林さんは社長さん。上嶋龍冲役の上嶋さんは、150年前の本当のご先祖に当る上嶋龍冲を演じてもらいました。
上嶋龍冲は、池田慶徳について水戸から鳥取にやってきたお医者さんです。
私の作品で、子孫がご先祖を演じていただく第1号になりました。ご先祖様も草葉の陰でさぞお喜びのことだと思います。
老中の二人が慶喜と慶徳兄弟が話しをしている隣室で聞き耳を立てている少々滑稽なシーンを撮るということで、老中 小笠原長行を美田さん(龍馬会会長)、板倉勝静を谷口さん(前作で桂小五郎役)に演じていただきました。
最後に、今回作のメインシーンとなる、江戸城での池田慶徳と一橋慶喜の面会のシーン。
慶徳に野際さん(今回で出演3作目、ついに主役ゲット!)慶喜さんに國本さん(初出演で準主役ゲット!のシンデレラボーイ。実は前回作のチーム暗殺のお友達)
まさに、慶徳さんと慶喜さんのイメージ通りのキャスティングになり監督の僕としては大満足であります。
この時期の慶徳さんは、尊王攘夷のカリスマ水戸烈公の息子というネームバリューと鳥取藩攘夷決行もあり自信満々だったと思います。慶喜に対しては、弟のくせに将軍に次ぐ地位に在ることを少々面白くなく思っている。
一方の慶喜さんは、水戸烈公の息子というよりも、将軍予備軍の立ち位置で、老中幕閣の意見もひょうひょうとして受け流すような薄情な感じもあるが、さすがに兄に対しては少々頭が上がらない。
この二人の絡みはかなり面白いと思います。150年前に本当にあった天下の兄弟喧嘩。
6月8日の初演に向けて編集がんばりま~す。乞うご期待であります。
もぐら屋で打上げ。プロジェクターがありNHKニュースを見て盛り上がりました。
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