韓国 姜文秀監督の鳥取ロケ
9月23日、韓国の名映画監督 姜文秀(カン・ムンス)監督が映画ロケのために鳥取に来られました。
日本ではあまり知られていませんけど、韓国歴史ドラマ「イサン」でイサンのこわーいお爺さん英祖(ヨンジョ)王を演じた名優イ・スンジェさんが弟子といえば、その偉大さが分かっていただけると思います。
最前列右が姜監督、左は奥方(元女優)、二人とも日本語ペラペラ。姜監督の真後ろのヒゲもじゃ男が私。右横前がただものじゃない上嶋さん。
イ・スンジェさんは、ほかに善徳女王、王女の男、馬医にも出演されていて、彼が登場すれば、ドラマが格段に格調高くなります。
姜文秀監督は、平成6年に鳥取オールロケの映画「炎の太陽」を製作され、その映画の斬新さ(日韓友好的に時期尚早)ゆえに、ソウルでの上映が中止になり、日本でも上映されていないので、幻の映画になっています。
なんと、冬のソナタの10年ほど前のことです。だから、鳥取は韓流の源流だと申し上げております。
その、幻の映画を探し出したのが、うちの映画スタッフであり俳優さんでもある上嶋さんです。
彼は、かなりな私財をなげうって、姜文秀監督を探し出し、炎の太陽をDVD化し、日本国内で唯一「炎の太陽」の上映権を姜監督から許可されている人物なのです。
すご~い!ただものではありません。
その姜監督の最新作撮影のために鳥取は浜村の旅風庵にいらっしゃったので、歓迎会を兼ねて、日韓親善風景のロケを行いました。

24日は、砂丘でロケを行いました。
私と上嶋さんがカメラマンを命じられ、プロ用のカメラなのでかなり重量があり、しかも、マニュアル撮影なので、絞り、ピントに注意を払いながら、濡れないように、砂が入らないように気を払いながらの撮影で、正直、私の映画の撮影の10倍はくたびれました。
でも、姜監督自らの演技を間近で見ることができました。私はあんな演技はよーしません。
砂の中から這い出してくるなんて!砂まみれで、口の中ジャリジャリですよ!しかも94歳ですよ!
姜監督は、黒沢明監督とも仲が良かったそうで、本当に韓国映画界の重鎮です。
黒沢監督の話もたくさん話してくださいましたが、あまりに雲の上の方なので、なんだったかよく覚えていません。
姜監督の最新作は、来年の5月頃に封切されるそうです。
現在、日韓関係はよくありませんけど、姜監督の最新映画が日韓親善に一役買うのは間違いなさそうです。
残念ながら日本では見られませんが、是非、上嶋さんのご尽力でもって、鳥取で見られるようになるといいな~。なんて思っております。
ああ、腕の筋肉が痛い。
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