11月1日朝9時にさざんか会館に集合し、役者19人が一斉に衣装替え。着付担当の皆さんお疲れ様でした。ちょんまげ職人も今回は私と亀屋さんの2人体制でした。
平野国臣の総髪頭は、今回新開発の「地毛ドッキング式総髪ちょんまげ」を試みました。結果!バッチグー!なぜ今までこの方式に気がつかなかったんだろう?堀庄次郎の総髪頭で散々苦労しましたが、この地毛ドッキング式総髪ちょんまげなら普通のちょんまげとほとんど変わらない時間で装着できます。
ちょんまげ技術も完成形に近づきました!低価格ちょんまげは森本にお任せ。
略してTCMMO。
そのうち商品化して売り出したいと思います。ブランド名は「TCMMO(チョンモ)」。
キャッチコピーは
「チョンマゲな~らTCMMO」
「貧乏時代劇の救世主・・・TCMMO!」
「う~んTCMMO・・・着けてみたい!」
「あなたのTCMMO・・・ステキ!」
これで、時代劇が庶民のものになりました。(妄想)
10時半頃さざんか会館を出発し、一路河原城へ。
途中、ちくわの千村さんに立ち寄り、千村社長提供のあごちくわ4本をいただきました。なんとちくわの千村は、慶応元年創業だそうですので幕末時代劇にはぴったりなんです。
しかも、今回あごちくわが登場するシーンは端午の節句の前日なので、今なら6月中旬。
すなわちあごちくわのシーズン真っ只中。尾崎孝基の母上しかさんは千村からあごちくわ3本を買って、父尾崎治泉と共に息子との訣別の宴を催します。
孝基ここで一言「千村のあごちくわは天下一だっちゃ!」しっかり鳥取弁です。
河原城では、松平容保の手勢が等持院事件の犯人捕縛に出撃するシーンを撮りました。
河原城みたいな施設は他にはないので貴重なロケ地として今後も利用させていただきます。
若桜に着いたのが、11時半頃。幸い役者スタッフの日頃の行いが良いせいか雨が降りそうで降らない。
初めに蓮教寺で等持院事件に参加した鳥取の仙石佐多雄が屋根に追い詰められて喉を突いて自決するシーン。
下から見たのと屋根に上って下を見たのとでは怖さがまるで違う。こわ~い。
こんな台本作るんじゃなかったと悔やんでも後の祭り。
監督は何とか理由をつけて屋根に上らまいとするのに、皆が「やれやれ」「落ちらせんけだいじょ~ぶ」「落ちたら受け止めたるけえ」とかなんとか言って、結局屋根に上ってしまいました。私高所恐怖症なのを忘れておりました。こわ~い。お母ちゃ~ん。
でも、命がけで上った以上はいい絵を撮りたい一心でカメラを回しました。うまく取れてるかなあ~。まだ見てません。

足利将軍三代の木像の首、どれが尊氏でしょう?

仙石佐多雄役の都さんに喉を突く演技指導

今思い出すだけで、オシッコちびりそうです~パンパース必携かも

御用だ!御用だ!
で、等持院事件で三条河原に晒した足利将軍三代の木像の首。え~っとどれが尊氏でどれが義満だったかなあ。とかしながら並べました。今まで作成した小道具で最高傑作です。
「等持院」で検索したら木像の写真が出てくるので比べてみてつかんせえ。よ~出来とるけえ(作者談)

新選組も歩いた蔵通りを駆けつける京都守護職松平容保の手勢カッコイイ!手に持っている棒は園芸用の棒一本108円なり。家に帰ってみると2本足りません。若桜に忘れたかも。
次は、福岡の平野國臣と鳥取の横田友次郎が豊岡藩兵を避けて船宿の前で会話するシーン。ここは若桜のメイン通りなので自動車がひっきりなしに通りなかなかスタートできませんでした。ここでの時間ロスも痛かった。屋根に上る上らんでもかなり時間ロスしましたが。
次に八東川の庄の瀬での撮影。國臣と横田が円山川の川辺で豊岡藩が手配した渡し船を待ちながら剣を抜いて脱出しようと横田が催促するのを国臣が静止するシーン。

仮屋通りダイニングカフェ新さんの前。国臣の総髪頭が決まってる。ちょんまげならTCMMO。

八東川庄の瀬でロケ。岩肌がカッコイイ!
国臣が本物そっくり!福岡の人には感動ものです。セリフも博多弁たい!
外の撮影が終わってやっとこさ三百田住宅に移動してロケ弁タイム。腹減った~
後は屋内での撮影で6時くらいまでかかってしまいました。外は真っ暗。
くたびれた~。皆さんもお疲れ様でした。
打上げは、店長さんが出演してくれたシュビデュバーで。
残念ながらマスコミが取材に来てくれなかったので、せっかくのプロジェクター設備も出番なし。
さあ飲んでしゃべって、次回作への鋭気を養うのだ~
最後に一言 あなたのちょんまげ・・・TCMMOで決まり!
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