「安達清風日記」に読む幕末の鳥取藩の著者を日本海新聞が紹介
映画「維新の魁」でも常連の安達誠一郎。後に安達清風と名乗る。
清風は藩の要職に就きながら、安政元年から明治元年まで(慶応2~3年欠落)日記を書いていて、「安達清風日記」として分厚い本が出版されているが、活字ではあるが漢文体なので読めない。
鳥取藩士が幕末の状況を書いたとても貴重な本なのに、読めない。
なかばあきらめていたのだが、埼玉の小谷さんが「安達清風日記に読む幕末の鳥取藩」という本を発行したという記事が、1月17日の日本海新聞で紹介された。
この本は、主要部分の漢文体も残しながら、現代語で解説してありとてもありがたい。
古文書が読めない映画監督でも読める清風日記がついに世に出たのだ。
何か賞をあげたいくらい本当にありがたい。
鳥取藩の幕末史の研究が一気に進む可能性がある。
しかし、残念なことに本屋さんでは買うことができない。
近くでは、県立図書館で借りることができると思うので、読みたい方は図書館で借りてもらいたい。
また、黒木龍馬会としても、この本を活用した勉強会をやってもいいかなあと思っている。
よその県には、○○史談会なるものがあり、歴史研究家が研鑽を続けている。
鳥取には、研究家というような人はあまりいないので、幕末ファンの勉強会的な位置づけで
この本を活用したい。
小谷さんは、清風日記の欠落した部分を入手されたそうで、現在分析中とのこと。
この部分の追補版を出していただけたら、不明だった慶応2~3年の清風の活躍ぶりが分かり、鳥取幕末史のさらなる解明につながるものと期待できる。
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