＜小泉八雲＞鹿野の雲龍寺に行ってきました

7月18日のセリフ練習が終わった後で、鹿野町の雲龍寺に行ってきました。

雲龍寺には露姫の位牌があるということで、映画制作に先駆けて、供養のお線香を捧げてまいりました。

役者・スタッフの皆さんと一緒に山門に立つと左右はモミジのトンネルで、シーズンには真っ赤に燃えるモミジがさぞきれいだろうなあと思いながらお堂に上がりました。

露姫のお位牌に皆が順番にお線香をあげて、露姫の供養とロケの無事をお願いしました。

その後いよいよ露姫の遺書とご対面。

表書き、覚書、遺書本体とすべてが完璧にそろったもので感動いたしました。

なにかの文化財にでも指定されているのかと思いきや、まったく指定されていないそうで、鳥取の文化行政の遅れを感じました。

庭も美しくて驚きました。観音院や興禅寺のお庭はググッと迫る感じがしますが、ここのは、すかーっと奥深い景色で、また、違った趣で感動しました。

秋のモミジのシーズンには観覧できるそうなので、また、行きたいと思います。

池田冠山や池田慶徳の書も見せていただき、おまけに種田山頭火の書もあって、超ビックリ！

東京都日野市で勝五郎を研究している皆さんが団体でいらしたこともお聞きして、遅ればせながら鳥取の原住民が勝五郎や露姫の物語を映画にすることがいかに意義深いかを改めて実感いたしました。